ベーグル — 小ちいさな輪わが、海うみを渡わたる
昔の売り手が棒に通した輪のパンを運ぶ街角の想像図
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BREAD JOURNEY 09

輪わのパンが、棒ぼうに並ならぶ

パン屋やの子こどもが、古ふるい町まちの話はなしを聞きいていました。「輪わのパンを、棒ぼうやひもに通とおして運はこんだ人ひとがいたんだよ」。子こどもは、かごの中なかのぼくを持もち上あげます。ぼくはベーグル。真まん中なかに、ぽっかり穴あながあいています。その穴あなからのぞくと、向むこうの顔かおが少すこしだけ見みえました。丸まるい形かたちはドーナツに似にていますが、作つくり方かたも歯はごたえも同おなじではありません。ぼくの輪わには、どんな秘密ひみつがあるのでしょう。子こどもはエプロンを結むすび、職人しょくにんのそばへやって来きました。今日きょうは、穴あなの向むこうにある物語ものがたりを見みつける日ひです。

もっと知りたい!

穴あなを使つかった運はこび方かたは、形かたちの便利べんりな使つかい道みちのひとつです。それだけが穴あなの起源きげんだと、決きめつけることはできません。

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