ラヴァシュ — 薄うすいパンに、風景ふうけいを包つつんで
旅の荷物のそばで大きな薄いラヴァシュを折る家族
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BREAD JOURNEY 15

一枚いちまいの、旅支度たびじたく

朝あさの台所だいどころで、わたしは大おおきく薄うすく広ひろげられています。名前なまえはラヴァシュ。アルメニアと、その周まわりの地域ちいきで作つくり継つがれてきた平焼ひらやきパンです。「そんなに薄うすくて、破やぶれないの?」。旅たびへ出でる家族かぞくの子こが、端はしをそっと持もちました。焼やきたてのわたしは柔やわらかく、折おったり、料理りょうりを包つつんだりできます。乾かわかせば軽かるくなり、長ながく保たもつこともできます。厚あつい荷物にもつにはならないのに、食事しょくじを支ささえる一枚いちまい。けれど、わたしは一人ひとりの手てだけでは、こんなに薄うすくなれません。旅支度たびじたくの前まえに、みんなで作つくる時間じかんを見みに行いきましょう。

もっと知りたい!

ラヴァシュの名前なまえや作つくり方かたは複数ふくすうの国くにや共同体きょうどうたいと結むすびついています。この物語ものがたりでは、アルメニアのトニール窯がまの伝統でんとうを中心ちゅうしんに訪たずねます。

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