パン・デ・ムエルト — 記憶きおくを囲かこむ甘あまいパン
十月のメキシコのパン屋で、子どもが骨飾りのある丸いパン・デ・ムエルトを見つけている。
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BREAD JOURNEY 18

秋あきのパン屋やに現あらわれる

十月じゅうがつのメキシコ。市場いちばのパン屋やに、丸まるくふくらんだ甘あまいパンが並ならび始はじめます。わたしはパン・デ・ムエルト。名前なまえは「死者ししゃのパン」という意味いみですが、こわがらせるためのパンではありません。家族かぞくや地域ちいきが、亡なくなった大切たいせつな人ひとを思おもい出だし、語かたり合あう死者ししゃの日ひに作つくられます。子こが表面ひょうめんの飾かざりを見みて、「小ちいさな枝えだみたい」と言いいました。パン職人しょくにんは「生地きじで作つくる骨ほねの形かたちなんだよ」と答こたえます。その形かたちにも、土地とちと家族かぞくの物語ものがたりがあります。

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パン・デ・ムエルトは九月くがつごろから店みせに並ならぶこともあり、十月末じゅうがつまつから十一月初じゅういちがつはじめに特とくに多おおく食たべられます。

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