1 / 10 BREAD JOURNEY 19
朝の丸い香り
ブラジルのミナス・ジェライスで、朝の台所からチーズの香ばしい匂いが流れます。天板には、金色の小さな丸いパン。わたしはポン・デ・ケージョです。名前はポルトガル語で「チーズのパン」。子が一つを割ると、中には大小の空洞があり、薄い壁が弾むようにつながっています。「小麦のパンと違う部屋だね」。そう、わたしの土台は小麦粉ではなく、キャッサバの根から作るでんぷんです。丸い姿の中には、ブラジルの土地と多くの人の知恵が詰まっています。
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ポンはパン、デは「の」、ケージョはチーズを表します。日本では「ポンデケージョ」と続けて呼ぶこともあります。
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