ポン・デ・ケージョ — でんぷんの風船ふうせん
ミナスの朝の台所で、子どもが金色のポン・デ・ケージョを割り、空洞のある中身を見ている。
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BREAD JOURNEY 19

朝あさの丸まるい香かおり

ブラジルのミナス・ジェライスで、朝あさの台所だいどころからチーズの香こうばしい匂においが流ながれます。天板てんばんには、金色きんいろの小ちいさな丸まるいパン。わたしはポン・デ・ケージョです。名前なまえはポルトガル語ごで「チーズのパン」。子こが一ひとつを割わると、中なかには大小だいしょうの空洞くうどうがあり、薄うすい壁かべが弾はずむようにつながっています。「小麦こむぎのパンと違ちがう部屋へやだね」。そう、わたしの土台どだいは小麦粉こむぎこではなく、キャッサバの根ねから作つくるでんぷんです。丸まるい姿すがたの中なかには、ブラジルの土地とちと多おおくの人ひとの知恵ちえが詰つまっています。

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ポンはパン、デは「の」、ケージョはチーズを表あらわします。日本にほんでは「ポンデケージョ」と続つづけて呼よぶこともあります。

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