シミット — ごまの輪わが、朝あさを渡わたる
夜明けのイスタンブールでシミットをかごに並べるパン屋
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BREAD JOURNEY 14

イスタンブールの、朝あさの輪わ

まだ空そらが薄うすい青あおのころ、イスタンブールのパン屋やでは、焼やき上あがった輪わがかごへ並ならびます。わたしはシミット。表面ひょうめんを小ちいさなごまが埋うめつくす、丸まるいパンです。店先みせさきに来きた子こどもは、わたしの穴あなから向むこうの通とおりをのぞきました。赤あかい手押ておし車ぐるまを整ととのえる売うり手て、仕事しごとへ急いそぐ人ひと、朝あさの船ふねへ向むかう人ひと。町まちが目めを覚さます前まえから、わたしたちは出発しゅっぱつの支度したくをしています。「どうして、こんなにごまが落おちないの?」。それを知しるには、まだ白しろい生地きじだった時間じかんまで戻もどらなくてはなりません。

もっと知りたい!

イスタンブールでは、シミットはパン屋やや屋台やたい、駅えき、船ふねの売店ばいてんなどで見みかける身近みぢかなパンです。

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